2026年、世界を飲み込む超加工食品規制:「快楽」と「病」の境界線で僕たちが失うもの

2026年、世界を飲み込む超加工食品規制:「快楽」と「病」の境界線で僕たちが失うものにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

今年に入り、ロンドンやパリ、ニューヨークといった大都市圏で次々と施行された「UPF法」は、食品メーカーに巨大な衝撃を与えた。パッケージ前面に大きく表示される赤い警告ラベルは、かつてタバコの箱に貼られたそれと驚くほど似ている。消費者の意識は確実に変わりつつあり、単なる「ジャンク」から「健康被害のリスク要因」へと、社会的な眼差しは厳しさを増すばかりだ。

売上の急減を恐れる大手メーカー側も手をこまねいているわけではない。減塩や人工甘味料のカットを謳う「クリーンラベル」商品を投入し、防衛戦を繰り広げる。しかし、原材料の加工度そのものを下げる取り組みは容易ではない。コスト跳ね上がりという壁が、企業の足元をすくう。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。