猗窩座と恋雪の約束とは?術式展開に隠された愛の伏線と最期の真実
狛治が18歳になった年、彼の誠実さと素流の腕前を認めた慶蔵から「道場を継いで、恋雪と夫婦になってほしい」と告げられます。狛治にとって、命を懸けて守りたい大切な場所と家族ができる瞬間でした。花火大会の夜、恋雪から「狛治さん、私と夫婦になってくれますか」と告白された狛治は、「一生あなたを守ります」と涙ながらに結婚の約束を交わします。
しかし、そのささやかな幸せは一瞬にして打ち砕かれました。以前から慶蔵の道場の土地を狙い、素流を目の敵にしていた隣の剣術道場の跡取り息子が、卑劣極まりない暴挙に出たのです。狛治が父親の墓前に祝言の報告へ行っている留守中、隣の道場関係者が素流道場の井戸に猛毒を混入させました。
その井戸水を飲んだ慶蔵と恋雪は、激しい苦痛のなかで命を落とします。毒殺という残酷な手段で最愛の婚約者と恩師を同時に奪われた狛治は、深い絶望と怒りに呑まれ、素流の拳一本で隣の剣術道場へ乗り込み、門下生ら67人全員を素手で撲殺するという凄惨な復讐を果たしました。