全日本女子バレー新指揮官の覚悟!ロス五輪へ挑む電撃戦術改革
チームが直面する最大の現実、それは絶対的エースであり精神的支柱でもあった古賀紗理那の現役引退だ。コート上のどんな苦境でもボールを託され、攻守の要としてチームを牽引し続けたキャプテンの穴は決して小さくない。だが、現場に悲壮感はない。むしろ、この世代交代の波を歓迎する空気すら漂っている。
新生・火の鳥NIPPONには、若きアウトサイドヒッターや驚異的な跳躍力を持つミドルブロッカーたちが続々と名乗りを上げている。誰かひとりのスーパーエースに頼るバレーからの脱却。新指揮官は、どこからでもバックアタックが飛び出し、複数のスパイカーが同時に助走に入る多層的なオフェンスを構築しようとしている。「個の突出ではなく、連動の極致で勝つ」。それが彼女たちの合言葉になりつつある。