Totoで高額当選したら税金はどうなる?確定申告の要否と落とし穴
「totoの当せん金は非課税」という言葉を鵜呑みにして行動すると、税務署から多額の追徴課税を求められる事態になりかねません。特に注意すべきは、受け取ったお金を第三者や家族へ動かす際にかかる税金です。
① 家族や友人への分配による「贈与税」
当選した喜びから「両親に家を建ててあげたい」「配偶者や子どもに1,000万円ずつ分け与えたい」と考える人は多いはずです。しかし、当せん金が非課税なのは「くじを購入して当せん金を受け取った本人」に限定されます。受取人から他者へお金を移動させた瞬間、通常の個人間のお金の移動とみなされ、年間110万円の基礎控除を超える額に対して最高55%の贈与税が課税されます。
② 共同購入したお金の代表者受取トラブル
職場の同僚や友人グループでお金を出し合ってtotoを購入し、高額当せんした際にも厳重な警戒が必要です。代表者1人が窓口で全額を受け取り、後からメンバーの口座へ分配して振り込むと、税務当局から「代表者からの個人間贈与」と判定されて贈与税が課される危険があります。共同購入した場合は、換金手続き時に購入者全員で金融機関に出向き、それぞれの取り分に応じた配分比率で受け取る手続き(共同受取)を行わなければなりません。
③ 当選者が亡くなった際の「相続税」
当せん金を使って使い切れずに残った預貯金や、当せん金で購入した不動産・有価証券などは、本人が亡くなった時点で通常の遺産と同様に「相続税」の課税対象となります。非課税なのはあくまで本人が生存中に当せん金を受け取ったその瞬間だけであり、死後に自動的に非課税枠が引き継がれるわけではありません。