【2026年現地取材】スマホを捨てて「一枚の紙」に向き合う大人たち——東京下町の隠れた聖地が、いま世界中の視線を集める理由
「ORIGAMI」は今や世界共通語だ。館内を歩けば、英語やフランス語、中国語で作品について熱く語り合う外国人旅行者の姿に必ず出会う。言葉が通じなくても、目の前にある作品の精巧さと美しさは瞬時に伝わる。
欧米では今、宇宙太陽電池パドルを展開する技術や医療用ステントの設計など、折り紙の工学的応用(折り紙工学)が大きな注目を集めている。その芸術的・技術的ルーツを求めて、海外の研究者やデザイナーがこの小さなミュージアムを「聖地巡礼」として訪れるケースも少なくない。