氷川きよしジェンダーレス公表の真相|Kiinaが歩む今の姿と生き方
1977年9月6日生まれ、福岡県出身の氷川きよしは、2000年に『箱根八里の半次郎』で鮮烈なデビューを飾りました。抜群の歌唱力と爽やかなルックスで日本レコード大賞最優秀新人賞をはじめとする数々の賞を総なめにし、瞬く間に国民的スターの座へと駆け上がります。しかし、その輝かしい経歴の裏側には、常に作られたパブリックイメージとの葛藤が存在していました。
デビュー初期から爽やかな好青年像を徹底して求められ、私生活を含めたすべてを「氷川きよし」というアイコンに捧げる日々が続きました。当時からネット上や週刊誌では「オネエではないか」という噂や私生活にまつわる憶測が度々取り沙汰されていましたが、当時はファンの夢を壊さないため、口を閉ざさざるを得ない環境にありました。
転換点となったのは、40代という人生の折り返し地点でした。「これ以上自分に嘘をついて生きていくことはできない」という思いが強まり、プライベートで呼ばれていた愛称「Kiina(キィーナ)」を公表。自然体の自分を肯定し、内面のフェミニンな魅力や美意識をそのまま表舞台で表現する選択をしたのです。