ウスターソースと中濃ソースの違いは?Jas規格・地域文化と代用比率
スーパーの調味料売り場に並ぶ茶系ソース類は、農林水産省が定めるJAS(日本農林規格)の「ウスターソース類」という大枠に属しています。法律上、これらは20℃における粘度(液体のとろみ具合)を基準として、はっきりと3分類に定義されています。
最もサラサラとした「ウスターソース」は粘度が0.2Pa・s未満。中間のとろみを持つ「中濃ソース」は0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満。そして、いわゆる「とんかつソース」や「お好み焼きソース」が該当する「濃厚ソース」は2.0Pa・s以上と規定されています。
中濃ソース原材料比較を行うと、ウスターソースに比べてトマトやりんご、プルーンなどの野菜果実含有量が多く配合されていることが分かります。ウスターソースが「素材の旨味をエキスとして抽出し、スパイスと酸味を際立たせた熟成調味料」であるのに対し、中濃ソースや濃厚ソースは「すりおろした繊維質ごと煮込み、フルーティーな甘みととろみを与えた調味料」という構造的な違いがあるのです。