氷上の勇者たちが紡いだ栄光と涙:カーリング女子日本代表の歴代変遷とミラノへ続く継承の系譜
2000年代半ばから後半にかけて、日本のカーリング界は爆発的なフィーバーに包まれる。その中心にいたのが「チーム青森」だ。小笠原歩、船山弓枝、目黒萌絵、本橋麻里といった個性豊かなメンバーが集結し、2006年トリノオリンピックで7位入賞。愛らしい笑顔と氷上での真剣な表情のギャップがメディアで大きく取り上げられ、「カー娘」の愛称で社会現象となった。
2010年バンクーバーオリンピックでは目黒萌絵がスキップを務め、最終盤まで準決勝進出を争う激闘を展開した。結果は8位だったが、彼女たちが示した粘り強いプレースタイルと明るいチームワークは、日本カーリングのパブリックイメージを決定づけ、育成環境の整備やジュニア層の急増という大きな財産を残した。