ゴールデンカムイ谷垣源次郎の真相!壮絶な過去と最終回の結末を解剖
目的を失っていた谷垣の凍てついた心を溶かしたのは、アイヌのコタンで出会った人々、そして美しき占い師・インカラマッとの出会いでした。当初は鶴見中尉の命に従う一兵卒として杉元佐一やアシㇼパと行動を共にしていましたが、アシㇼパの祖母(フチ)から受けた無償の愛や、インカラマッとの間に芽生えた深い情愛が、彼を「軍人」から「一人の人間」へと引き戻していきます。
谷垣が第七師団からの完全な離脱を決意した決定打は、「愛するインカラマッとお腹の命を守り抜くこと」でした。鶴見中尉はインカラマッを人質同然に軟禁し、谷垣を自らの盤上の駒として操ろうと画策します。しかし、谷垣はかつての復讐者ではなく、守るべき家族のために命を張る男へと成長を遂げていました。
物語屈指の緊迫感を誇るのが、第七師団の拠点となっていた札幌の病院からのインカラマッ救出劇です。臨月を迎えていたインカラマッを救うため、谷垣は単身で敵陣へ突入。月島軍曹や鯉登少尉ら旧友・上官との激しい死闘と葛藤の末、家永カノの命を賭した協力やアシㇼパたちの助けを得て、無事にインカラマッを奪還します。銃弾が飛び交う極限状態の中で産声を上げた我が子を抱き締めた瞬間、谷垣源次郎は軍の呪縛を完全に断ち切りました。