大学の除籍とは?退学との違いや就職への影響・復籍手続きを徹底解説

大学の除籍とは?退学との違いや就職への影響・復籍手続きを徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

インターネット上には除籍に関する様々な憶測や誤情報が飛び交っています。ここでは、大学の学則実務に基づき、よくある誤解の真相を明らかにします。

誤解①:除籍されたら二度とその大学には戻れない?

【真相】:多くの大学に「復籍(ふくせき)」または「再入学」制度が存在します。
学費未納を理由に除籍された場合、多くの私立大学や国公立大学では「除籍となった学期の末日、または除籍後1〜2年以内」であれば、未納学費と所定の復籍料(数万円程度)を納付し、復籍願を提出することで、学籍を元通りに復活させる「復籍手続き」を設けています。復籍が認められれば、除籍の履歴は学籍簿上で解消され、そのまま進級・卒業を目指すことが可能です。

誤解②:除籍処分は後から「自主退学」に変更できない?

【真相】:未納学費を精算することで、事後的に退学へ切り替えられる大学が多いです。
「除籍」という記録をどうしても残したくない場合、大学事務局に申し出て未納期間の学費を全額納付することを条件に、「除籍を取り消した上で、同日付で自主退学を許可する」という遡及的な学籍訂正を行ってくれる大学は少なくありません。履歴書の傷を最小限に抑えたい場合、速やかに大学の教務課窓口へ相談する価値があります。

誤解③:在籍していた期間の成績証明書は一切発行されない?

【真相】:除籍者であっても成績証明書・在籍期間証明書の発行は法的に義務づけられています。
学校教育法施行規則に基づき、大学は学籍に関する原簿を長期保存(指導要録や単位修得記録は最低20年間等)しています。除籍処分を受けた学生であっても、本人が請求すれば「除籍証明書」とともに「正規に修得した科目の成績証明書」を発行してもらえます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。