都会の死角に眠る戦国城郭!茅ヶ崎城址公園の見どころと歴史秘話
今日の美しく維持された公園の姿があるのは、長年にわたる保護運動と行政の綿密な調査の賜物だ。1990年代から2000年代にかけて、横浜市教育委員会が主導した「茅ヶ崎城跡発掘整備事業」により、城の全貌が次々と解明された。
発掘調査では、かつての曲輪(くるわ)や空堀の跡、土塁の構造のみならず、建物跡の柱穴やかわらけ(素焼きの小皿)などの出土品が多数確認された。横浜市教育委員会は、発掘された遺構を安易に復元して壊すのではなく、遺構の上に盛土をして当時の地形をそのまま保存する「盛土保存手法」を採用。この丁寧な整備事業のおかげで、約500年前の城の立体構造をそのまま体感できる。