「塗るだけでサイズアップ」は嘘?美容皮膚科医が語るバストの真相
コンプレックスを煽るビジネスモデルへの批判は、近年急速に高まりを見せている。大きな話題を呼んだNHKスペシャル『美容医療の死角』では、即効性のある効果を謳う施術や製品に飛びついた消費者が予期せぬリスクに直面する実態が浮き彫りとなった。また、Netflixなどの動画配信サービスでも、過酷なルッキズムや美容業界の闇に迫るドキュメンタリー番組が世界的な支持を集めている。
こうした世論を受け、業界全体の倫理観も問われ始めている。日本化粧品工業連合会が定めるガイドラインでは、化粧品としての効能表現の範囲が厳しく制限されており、「バストアップ」や「豊胸」といった直接的なサイズ変化を約束する表現は明確な違法・違反行為にあたる。しかし、野放しにされた一部のSNS広告やアフィリエイトサイトが法規制の隙間を縫うように誤解を招く発信を続けており、消費者のリテラシーがかつてないほど試されている。