サーキュレーターと扇風機の違いは?電気代節約と正しい使い分けの真相
電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」や大手家電量販店の検証データによると、一般的なサーキュレーターおよび扇風機の消費電力は20W〜30W前後、1時間あたりの電気代は約0.6円〜0.9円(1kWh=31円換算)と極めて低水準です。両者単体の電気代比較では大きな差はつきません。
決定的な差が生まれるのは、エアコンと併用した際の冷暖房費用の削減効果です。気流の攪拌によって室内の温度ムラが解消されると、エアコンの無駄なフル稼働を防ぎ、設定温度を冷房時は1〜2℃上げ、暖房時は1〜2℃下げることが可能になります。環境省の試算でも、エアコンの設定温度を夏に1℃上げると約10%、冬に1℃下げると約10%の節電につながるとされています。
最大の節約効果を引き出すためには、季節ごとにサーキュレーターの配置を正しく設定する必要があります。
【夏の冷房時における効率的な置き場所】
冷たい空気は床付近に溜まる性質があります。エアコンの送風口を水平にし、サーキュレーターをエアコンを背にする位置に設置して部屋の中央へ向けるか、エアコンの風下からエアコンに向けて対角線上に斜め上へ送風します。これにより、足元に沈んだ冷気が部屋全体へ均一に行き渡ります。
【冬の暖房時における効率的な置き場所】
暖められた空気は天井付近に滞留します。サーキュレーターを部屋の中央やエアコンの対角線上に置き、真上(天井)に向けて送風するのが最も効果的です。天井に当たった暖気が壁を伝って床面へと降り注ぎ、足元の冷え込みを防ぎながら暖房効率を劇的に向上させます。