それ標準語じゃない?「かたす」「青なじみ」など関東方言の驚きの真実
関東方言を語る上で欠かせないのが、文末を彩る多彩な語尾の存在です。特にメディアを通じて全国的な認知度を獲得したのが「だべ」と「じゃん」の2大巨頭です。
「〜だべ」「〜だんべえ」は、元来は神奈川県の農村部から多摩、埼玉、群馬、千葉などに広く分布する推量・同意の終助詞です。かつてSMAPの中居正広さんがバラエティ番組等で地元・神奈川の言葉として多用したことでポップカルチャーに定着しましたが、本質的には泥臭く温かみのある関東の土着言葉です。
一方、「〜じゃん(〜じゃないか)」は神奈川方言・横浜弁の代名詞として知られています。ルーツを遡ると、幕末の開港期に愛知県の三河や静岡県の遠州地方(三河弁・遠州弁)、山梨県の甲州弁を話す商人たちが横浜に集まり、言葉が融合して生まれたとされています。昭和後期から平成にかけて首都圏の中高生を中心に大流行し、現在では若者言葉の枠を飛び越えて全国の日常会話に定着しました。