平成の天皇誕生日はなぜ平日に?12月23日復活の可能性と決定的な理由

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では、かつての12月23日が将来再び祝日として復活する可能性はゼロなのでしょうか。法制面および政治的な議論の観点から検証すると、将来的な祝日化の余地は完全に否定されているわけではありません。

将来的なシナリオとして取り沙汰されるのが、「平成の日」あるいは平成の激動の時代を記憶する記念日としての祝日化構想です。平成は、阪神・淡路大震災や東日本大震災をはじめとする未曾有の大災害に見舞われながらも、上皇ご夫妻が常に被災地に寄り添い、国民と共に歩まれた30年間でした。こうした時代の歩みを後世に語り継ぐ日として、将来的に祝日法を再改正する議論が浮上する可能性は十分に考えられます。

ただし、その実現には以下のような極めて厳格なハードルが存在します。

第一に、前述の通り「上皇さまのご存命中における祝日復活は原則として想定されていない」という点です。第二に、日本の年間祝日数は現在16日あり、先進国(G7)の中でもトップクラスの多さを誇ります。「これ以上祝日を増やすべきか、あるいは既存の祝日と統廃合すべきか」という産業界や労働環境への影響を巡る議論も不可避です。したがって、現時点で12月23日が早期に祝日へ返り咲く見通しはなく、中長期的な国民的議論を待つ必要があります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。