妊娠中のジェルネイルはなぜ危険?産婦人科が警告する医療上のリスクとオフすべき時期
妊娠中の女性の体内では、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が劇的に変動します。この影響を受けて、自爪自体の水分保持量が変化し、爪が乾燥して割れやすくなったり、層状にはがれたりするトラブルが頻発します。
爪の状態が不安定なままジェルネイルを装着し続けると、自爪とジェル素材の間に隙間(リフト)が生じやすくなります。そのわずかな隙間に日常の手洗いや入浴時の水分が溜まり、温床となることで発生するのが「グリーンネイル(緑膿菌感染症)」です。
緑膿菌は環境中に広く存在する常在菌ですが、湿潤で密閉された環境下で爆発的に増殖します。爪が緑色や黒緑色に変色し、悪化すると自爪が剥離したり、痛みを伴う炎症を引き起こします。
妊娠中は免疫系が胎児を拒絶しないよう抑えられているため、通常時よりも皮膚や粘膜の感染症にかかりやすく、重症化しやすい特徴があります。一度グリーンネイルを発症すると、完全な皮膚科治療が終わるまで一切のネイル施術が不可能になるばかりか、衛生面でも新生児を迎える準備として好ましくありません。