お台場は何区ですか?実は1つじゃない!3区にまたがる衝撃の真相
行政区が3つに分かれている現実は、日常生活や現地を訪れる観光客・ビジネス利用者の間でどのようなハプニングを生んでいるのでしょうか。SNSやネットコミュニティ、現地住民への取材から浮き彫りになったリアルな実態を検証します。
タクシーやデリバリーでの住所トラブル
現場で最も頻発しているのが、フードデリバリーやタクシー配車アプリにおける位置情報のズレです。
「ダイバーシティで買い物を終え、配車アプリでタクシーを呼んだら、港区側のホテル前に車が向かってしまっていた」「Uber Eatsの配達員が『台場』と『青海』の境目が分からず、隣の区の同名ビルを探して迷子になった」といった声は、知恵袋やSNS上でも日常茶飯事のように投稿されています。道路1本を隔てて区が変わるため、GPSのわずかな測位誤差によって配送手数料や管轄営業所が変わり、配達が遅延する事態が報告されています。
住民が直面するコミュニティと学校の分断
現地に居住する住民からは、特有のアイデンティティと行政の縦割りに関する手記や証言が寄せられています。
台場地区に住む40代の住民は次のように語ります。
「近所のスーパーへ買い物に行き、子どもが通う公園で遊んでいる感覚としてはひとつの街です。しかし、小学校の学区になると一転します。港区台場の児童は港区立にじのいるか保育園台場や小中一貫校である港陽小・中学校へ通いますが、目と鼻の先に住む江東区青海側の住民とは行政上のコミュニティが完全に切り離されています。行政窓口も、港区役所の台場分室へ行くのか、江東区の豊洲シビックセンターまで出向くのかで大きく動線が分かれます」
地元住民の間では「お台場エリアの住人」という生活実感の連帯感がある一方で、選挙の投票先、ゴミの分別ルール、行政広報紙の内容は厳格に3区で分断されているという奇妙な二重生活が営まれています。