小畑健の書籍・豪華画集を徹底網羅!圧倒的画力の軌跡と名作の裏側
小畑健の書籍を語る上で、画集の存在を外すことはできない。2006年に世に出た『blanc et noir』は、銀箔押しの特製ケースや観音開きの豪華仕様で、出版業界の装丁水準を塗り替えた金字塔だ。そこに収められた色彩の陰影と艶やかな質感は、印刷物の極致として今なお語り継がれている。
画業30周年を記念した画集『NEVER COMPLETE』は、小畑健の飽くなき探求心を象徴するタイトル通りの仕上がりだ。500点を超える収録原画の迫力はもちろん、完成原稿の隅々にまで張り巡らされたトーン処理や修正液の痕跡すら美しさを放つ。「描き続けること」そのものを自らに課す絵師の魂が、ずっしりとした書籍の重みとなって手に伝わってくる。