【2026年特別ルポ】「ニューハーフ ネット」検索の向こう側で起きている構造変化:夜の街からデジタル経済へ、当事者たちが掴み取った表現と自立の最前線
ネットで活動する当事者たちにとって、現在最も切実な問題の一つが各ソーシャルメディアや配信プラットフォームのポリシー変更だ。近年、大手のWebサービスではヘイトスピーチ対策やアダルトコンテンツに対する規制が強化されている。
しかし、その自動モデレーション(AIによる自動検知)の精度には課題が多く、「ニューハーフ」という単語自体や、性別移行に関する過激でない言及までもが「センシティブな内容」と判定され、アカウントが制限されたり検索結果から除外(シャドウバン)されたりする事態が頻発している。
生計をネット配信やSNSでの集客に依存しているクリエイターにとって、プラットフォーム側の一方的な規約改定や誤判定によるアカウント停止は死活問題だ。健全な情報発信をしている当事者が正当に評価されるよう、プラットフォーム側に対する透明性の確保や異議申し立て手続きの改善を求める声が、当事者団体を中心に強まっている。