漫画村の閉鎖理由と星野ロミの現在|17億円賠償と海賊版の末路
漫画村が急速に社会問題化した2018年初頭、政府による海賊版サイトへのブロッキング(接続遮断)要請の議論が巻き起こるなど、異例の事態に発展しました。漫画村が閉鎖に追い込まれた決定的な要因は、単なるサーバーダウンではなく、国内外の司法機関・捜査当局による包囲網の完成とインフラの遮断にあります。
警察当局および権利者側は、米国の裁判所を通じてコンテンツ配信ネットワーク(CDN)大手・Cloudflare社に対してログの開示請求を実施しました。これにより、サーバーの背後に隠されていた運営者の身元や決済ルートが特定され、2018年4月17日午後、漫画村は事実上のサービス停止・閉鎖へと追い込まれました。
その後、事態は国際的な逃走劇へと発展します。首謀者と目された星野ロミは日本を脱出し、東南アジア各国を転々としていました。しかし、福岡県警をはじめとする合同捜査本部が国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配を行い、2019年7月7日、フィリピンのマニラにあるニノイ・アキノ国際空港において、同国入国管理局によって身柄を拘束されました。同年9月に日本へ強制送還され、著作権法違反(公衆送信権の侵害)および組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の容疑で正式に逮捕されました。