世界で通じる音の共通言語!楽器の英語名とネイティブ特有の会話術
ヨーロッパの伝統に根ざすクラシック音楽の世界では、イタリア語由来の音楽用語と英語が複雑に交差している。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが遺した交響曲のスコアを広げると、木管セクションには「Flauto」「Oboe」といった表記が並ぶが、英語圏の指揮者や楽団員がリハーサルで指示を出す際は、明確な英語表現へと即座に置き換えられる。
たとえばオーケストラにおいて、第1バイオリンの首席奏者はイギリス英語で「Leader」、アメリカ英語では「Concertmaster」と呼び分けられる。管楽器群を総称する際も、木管は「Woodwinds」、金管は単に「Brass」と略されるのが一般的だ。ティンパニを「Kettledrums」と表現する古風な言い回しも、歴史的な解説文やプログラムノートでは今なお目にする機会が多い。