高嶋ちさ子の母・薫子さんの死因と病気|「毒親」と呼ばれた壮絶な愛
高嶋ちさ子氏のバックボーンを語る上で欠かせないのが、芸術とエンターテインメントに彩られた高嶋家の特異な家族環境です。父はビートルズを日本に紹介し、数々の大物アーティストを世に送り出した元東芝EMIの伝説的音楽ディレクター・高嶋弘之氏。そして従兄には俳優の高嶋政宏氏、高嶋政伸氏が名を連ねます。
そうした華やかな一族の中で、母・薫子さんもまた傑出した音楽的才能の持ち主でした。薫子さんは名門音楽大学を卒業した実力派ピアニストであり、若かりし頃はチェンバロの演奏や後進のピアノ指導にも情熱を注いでいました。
家庭内における薫子さんは、まさに音楽の厳格な「門番」でした。ちさ子氏がヴァイオリンを手にしたのも薫子さんの強い勧めによるものであり、日々の練習において薫子さんはピアノの前に座り、音程が少しでも狂えば容赦のない叱責を浴びせました。プロフェッショナルが持つべき音感と表現力の絶対基準を幼少期から身体へ叩き込んだ存在こそが、ピアニストとしての母・薫子さんだったのです。
2026年現在の高嶋家の家族構成は、90代を迎えてなお矍鑠(かくしゃく)とした父・弘之氏、アメリカ等でキャリアを築いた長男・太郎氏、そしてダウン症を抱えながら家族の温かな支援のもと暮らす長女・未知子氏、そして次女のちさ子氏となっています。