【菊池郡菊陽町で加速する“半導体特需”と“住宅開発”の最前線】
菊陽町の変化を語る上で外せないのが、「半導体特需」の負の側面だ。地価上昇は土地を持つ住民に含み益をもたらす一方、これから家を買おうとする若年層や、家賃を払い続ける単身者には厳しい現実を突きつける。県の統計によると、菊陽町の新築マンション平均価格は2026年比で1.5倍以上に上昇したとの調査もあり、地元住民の「住み替え難民化」が懸念されている。
治安面では、急激な人口増加に伴う軽犯罪や交通トラブルの増加が指摘される。警察発表のデータでは、菊陽町を含む熊本北警察署管内の交通事故件数は増加傾向にあり、特に国道57号や光の森周辺の交差点での事故が目立つ。また、半導体関連の工事現場周辺では資材盗難や不審者情報も報告されており、地域の防犯体制の強化が課題となっている。