渋谷の森で25年、子どもが泥まみれで育つ場所の真実

渋谷の森で25年、子どもが泥まみれで育つ場所の真実にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

特別イベント以外の日曜日は、もっと静かだ。10時の開園と同時に、常連の子どもたちが駆け込んでくる。目指す場所はそれぞれ違う。

木登りエリアには樹齢30年ほどの木が数本ある。枝の配置が絶妙で、初心者でも1メートルまでは登れる。上級者は5メートル近くまで到達する。地面には古タイヤやマットが敷かれているが、「落ちても大丈夫」ではなく「落ちないように自分で考える」が原則だ。

穴掘りに熱中する子どもも多い。スコップを手に、地面を掘り続ける。目的は特にない。掘ること自体が楽しい。深さ1メートルの穴を2時間かけて掘った小学3年生もいる。

ハンモックエリアは休憩スポットだ。木と木の間に張られた数張りのハンモック。疲れたら横になる。本を読む子もいれば、ただ空を眺める子もいる。大人が「次はあれで遊びなさい」と言わない空間では、何もしない時間も貴重だ。

子どもが穴掘りをして泥まみれになる外遊びの様子
林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。