宮大工が紡ぐ木の美学——岩手「山の神 温泉 優香 苑」で味わう、極上ぬめり湯と至福の静寂【2026年最新リポート】
建物を取り囲むように広がる敷地面積約4,000坪の広大な日本庭園も、優香苑を語る上で欠かせない。春には咲き誇るシダレザクラがピンク色の煙のように庭を染め上げ、夏は鮮烈な新緑と苔の緑が目に鮮やかだ。秋には山々から押し寄せる紅葉の赤が全景を包み、冬はしんしんと降り積もる白雪が格天井の木肌に美しい対比を描き出す。
散策路を歩けば、小鳥のさえずりと葉擦れの音が心地よく響く。客室の大きな窓枠は、そのまま切り取られた四季のキャンバスだ。部屋に居ながらにして移ろい行く北東北の自然を満喫できる仕掛けが、ここには凝縮されている。