世界一大きい湖カスピ海の謎!日本列島超えの面積とランキング比較
Q1:カスピ海は結局「海」なのですか、それとも「湖」なのですか?
A1:科学的・地理学的な分類では「塩湖(内陸閉塞湖)」です。世界各大洋(太平洋や大西洋など)と自然の水路で直接つながっていないため、陸地に囲まれた水体として湖に定義されます。ただし、地質学的には古代テチス海の痕跡を残す海跡湖であり、2018年の国際条約によって沿岸5カ国の間では「海でも湖でもない特別な法的水域」として実務的に処理されています。
Q2:淡水湖の中で世界一大きい湖はどこですか?
A2:表面積で比較した場合、北米の五大湖の一つであるスペリオル湖(約8万2,100km²)が淡水湖として世界一です。ただし、ミシガン湖とヒューロン湖はマキナック海峡を通じて同一の水位を保っているため、水文学的に単一の巨大湖(ミシガン・ヒューロン湖)と見なす学説もあり、その合算面積(約11万7,000km²)を採用した場合はこちらが淡水世界一となります。
Q3:バイカル湖が「世界一」といわれるのはなぜですか?
A3:面積の広さではなく、「最大水深(1,637m)」と「淡水貯水量(約2万3,000km³)」において地球上で突出した世界第1位を誇るためです。バイカル湖の水深は世界第2位のタンガニーカ湖(1,470m)を大きく凌ぎ、五大湖すべての水を合わせた量よりも多くの清冽な淡水を蓄えています。
Q4:カスピ海の水位低下は今後どうなると予測されていますか?
A4:気候モデルの研究予測によると、温室効果ガスの排出と上流ダムによる取水が現状のペースで続いた場合、今世紀末までにカスピ海の水位はさらに9メートルから18メートル低下するという衝撃的な試算が学術誌で報告されています。特に水深が浅い北部海域(カザフスタン・ロシア側)の大部分が干上がり、沿岸諸国の経済と生態系に壊滅的な打撃を与える恐れが指摘されています。