東京・押上の隠れ聖地「高木神社」が今、世代を超えて人々を惹きつける理由——おむすび縁結びとアニメの絆が織りなす2026年の参拝ルポ
神社とおむすび。一見すると意外な組み合わせに思えるが、そこには深い神道の教えと遊び心が同居している。御祭神である高皇産霊神の「むすび」は、万物を生み出し、物結びや縁結びを掌る神聖な力を意味する。古くから日本人が親しんできた「おむすび(おにぎり)」もまた、この「むすび」の神徳に由来するという説があるのだ。
境内の至る所に目を凝らしてみると、三角の形をした愛らしいおむすびのモチーフが隠されている。石像の足元、境内の案内板、さらには絵馬掛けに至るまで、思わず微笑んでしまうような工夫が散りばめられている。伝統を重んじつつも参拝者をあたたかく迎えるこの開かれた姿勢が、老若男女を惹きつける大きな理由となっている。