絵本『だるまさんが』なぜ赤ちゃんが笑う?魅力と読み聞かせの極意
『だるまさんが』の魅力を120%引き出すには、ただ文章を目で追って読むだけではなく、読者自身の「体」を使ったアプローチが効果的です。元保育士や絵本専門士が推奨する読み聞かせのポイントをまとめました。
まず意識したいのが「左右へのスイングと適切な間(ま)」です。「だ・る・ま・さ・ん・が」のフレーズに合わせて、絵本を持ったまま(あるいは子どもを膝に乗せたまま)体を左右に大きく揺らします。そして、ページをめくる直前に「……が?」とほんの一瞬だけタメを作ります。この短い静寂が赤ちゃんの期待感を最高潮に高めます。
次に、ページをめくった後のオノマトペは大げさな表情と抑揚をつけて発音します。「どてっ」なら自分も少し頭を傾け、「ぷっ」なら頬を膨らませて脱力するなど、顔全体の表情筋を使って見せると赤ちゃんの笑いのツボを刺激します。
スキンシップとの連動も有効です。「ぷしゅーっ」の場面でお腹を指で優しく突いたり、「びろーん」で子どもの体を持ち上げたりすることで、絵本の体験が親子の楽しい触れ合いの時間へと変わります。