愛車がプライベートライブハウスに!進化する車内カラオケ最前線
この巨大なトレンドの原点には、ハリウッドのテレビ番組が放った爆発的な話題性がある。名物司会者ジェームズ・コーデンが人気アーティストを助手席に迎え、ドライブしながら大熱唱するバラエティコーナー「カープール・カラオケ」だ。アデルやビヨンセといった世界的スターが車内で見せる無防備で楽しげな姿は、YouTubeを通じて世界中の視聴者を魅了し、「クルマの中で思い切り歌う」ことの圧倒的な気持ちよさを提示してみせた。
そのカルチャー的萌芽を、即座にテクノロジーとして市販車へ組み込んだのが、テスラを率いるイーロン・マスクである。テスラは大型アップデートによって独自機能「Caraoke」を投入。停車中にメインディスプレイへ歌詞を表示させ、高性能な車載スピーカーで本格的な伴奏を鳴らすこの仕掛けは、EVにおけるソフトウェア体験の潮目を一変させた。