その痒みは糖尿病の警告?すねの赤みや皮膚病変で見分ける初期サイン
空気が乾燥する季節に多くの人が悩まされる肌荒れですが、高血糖と乾燥肌の違いを見分けるポイントは「保湿剤への反応性」と「痒みの持続性」にあります。通常の一過性な乾燥肌であれば、ヘパリン類似物質やセラミド配合の保湿剤を適切に外用することで数日から数週間程度で症状が緩和します。しかし、糖尿病の初期症状としての皮膚トラブルは、角質層の水分不足だけでなく、体内の代謝異常そのものが引き金となっているため、外側からのケアだけでは改善しにくい特徴を持っています。
高血糖が続くと、浸透圧利尿によって体内の水分が尿として過剰に排出され、全身が脱水傾向に陥ります。さらに、自律神経の障害によって汗腺の機能が乱れ、皮膚の表面を保護する皮脂膜や汗が十分に分泌されなくなります。これが原因で引き起こされるのが頑固な皮膚そう痒症です。発疹などの目立つ皮疹がないにもかかわらず、全身や局所がムズムズと激しく痒くなるため、掻きむしって二次的な皮膚炎を招く悪循環に陥りやすくなります。