元祖キャスター山口美江の孤独と葛藤、今明かされる晩年の真実
2012年3月、横浜市中区の自宅マンションで山口美江は静かに息を引き取っているのが発見された。享年51。死因は心不全と発表された。
数日間連絡が取れないことを心配した親族が合鍵を使って部屋に入った際、リビングで倒れていたという。現場には争った形跡や自ら命を絶った兆候は一切なく、就寝中あるいは普段の生活の中で突然心臓が止まったと推測されている。部屋には、彼女が晩年何よりも可愛がっていた愛犬が寄り添うように残されていた。
最愛の父を2006年に見送った後、彼女は深刻なペットロスやパニック障害、重度のめまいに苦しんでいたとされる。父という生きがいを失った喪失感と、長年の介護生活で蓄積した肉体的・精神的疲労。病院への通院を続けながらも一人で痛みを抱え込み、誰にも看取られることなく旅立ったその最期は、現代における「孤独死」の厳しさを世に知らしめることとなった。