都内の隠れ家「さやの湯処」を徹底解剖!源泉掛け流しと混雑回避術
この施設が放つ独特の風情は、敷地内に息づく歴史的建築の賜物だ。昭和初期に実業家の邸宅として建てられた家屋をベースに、緻密な古民家再生プロジェクトの手法を用いて現代へ見事に蘇らせた。デザインと改修の手腕を振るったのは、建築家として数々の再生事業を手掛けた小見山昭氏だ。
館内のお食事処「柿の家」に一歩足を踏み入れると、眼前に広がるのは丹念に手入れされた枯山水日本庭園である。四季折々の表情を見せる樹木や静寂をたたえた庭石を眺めながら手打ちの蕎麦を味わう時間は、まさに至福。古い梁や柱が放つ木の温もりが、訪れる者の心を深く穏やかに満たしていく。