うなぎと梅干しは迷信?栄養学が明かす本当に危険な食べ合わせ
では、生理学的に見て注意すべき食材とは一体何なのか。日本栄養士会の知見や専門家の指摘によれば、真に警戒すべきは「大量の油脂類」と「消化を妨げる極度の冷え」のふたつである。天ぷらなどの揚げ物とうなぎを同時に大量摂取すると、消化器官にかかる負担は跳ね上がる。脂質の過剰摂取は胆汁や膵液の分泌を限界まで圧迫し、激しい消化不良や下痢を引き起こしかねない。
さらに見落とされがちなのが、かき氷やキンキンに冷えたビール、冷たい清涼飲料水との組み合わせだ。冷えによって胃腸の毛細血管が収縮すると、消化管の運動が著しく低下する。そこへ融点の高い魚脂が入り込むと、胃の中で油脂が固まりやすくなり、深刻な胃もたれや腹痛の原因となる。胃腸をいたわるなら、キンキンに冷えた飲み物ではなく、ぬるめのお茶や温かい吸い物を合わせるのが鉄則だ。