『絶体絶命』ノーラン×Netflixが挑む映画界崩壊の裏側
主演に抜擢されたのは、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を手にした名優キリアン・マーフィーだ。二人のタッグは今回で通算7作目となるが、本作で見せる迫真の演技は過去の作品を遥かに凌駕している。
極限状態に追い込まれた主人公の心理的葛藤と、刻一刻と迫る死のタイムリミット。台詞を極限まで削ぎ落とし、マーフィーの表情の微細な変化と息遣いだけで恐怖を表現する手法は、まさに極上のサスペンス映画として結実している。観客は彼とともに呼吸し、凍えるような絶望感をリアルタイムで体感することになる。