年間8万人が消える国・日本 行方不明者統計が明かす衝撃の真相
毎年発表される警察庁の統計資料や警察白書を分析すると、日本における失踪の輪郭が浮き彫りになる。警察庁の露木康浩長官ら幹部も注視するこの問題において、年間の届出件数はほぼ横ばい、あるいは高水準を維持したままだ。1日あたりに換算すれば、全国で毎日200人以上が失踪している計算になる。
年代別の傾向を見ると、実に多様な背景が交錯していることが分かる。かつて多くを占めた10代・20代の家出や人間関係の葛藤による失踪に加え、近年著しく増加しているのが高齢者層だ。若年層ではSNSをきっかけとした突発的な離脱や、職場・学校での孤立が背後に潜むケースが目立つ。一方で、高齢者層の失踪は個人の意志とは無関係に発生することが多く、問題の質が根本的に異なっている。