2026年2月11日、「建国記念の日」に改めて問い直す——なぜ日本は“確定していない過去”を祝うのか?
視点を海外に向けると、日本の祝日の異質さがより浮き彫りになります。世界各国の「建国記念日」の多くは、明確な日付と歴史的文書に基づいています。
例えば、アメリカの7月4日は1776年の「独立宣言」採択日であり、フランスの7月14日は1789年の「バスティーユ牢獄襲撃」の日です。また、近隣の韓国では独立運動や憲法制定にちなむ複数の国家慶祝日が設定されています。これら多くの国々にとっての建国記念日は、他国からの独立や革命による「旧体制の打破」を記念する日です。これに対し、古代からの連続性を前提とし、神話をベースに成立した日本の建国記念日は、世界的に見ても極めてユニークな存在と言えます。