学費免除と給与の裏側!防衛医大の倍率急変と医師国家試験実績
学生には「学生手当」として毎月12万〜13万円超が支給され、年2回の期末手当(ボーナス)も加算される。宿舎費、食費、制服や教科書代まで国費で賄われるため、在学中の自己負担は実質的にゼロに近い。経済的理由で医学部進学を断念しかけた地方の秀才にとって、この上ない福音であることは疑いようがない。
だが、その厚遇には重い責任が伴う。卒業後9年間の義務勤務期間が定められており、この期間を満了する前に離職する場合は、国が投じた育成費用(最大で数千万円規模)を一括返還しなければならない。民間病院へ転身する選択肢も法的には残されているが、償還金の負担とキャリアの再設計を迫られる。この「9年間の誓約」を覚悟できるかどうかが、志望動機の分岐点となる。