太もも外側の張り・股関節痛を根本解消!大腿筋膜張筋のほぐし方大全
大腿筋膜張筋は、骨盤の前面外側にある上前腸骨棘(ASIS)から始まり、太ももの外側を下行して頑丈な腱組織である腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)へと移行し、最終的にすねの骨(脛骨外側顆)に付着しています。筋肉自体は手のひらに収まるほど比較的小型ですが、下肢の安定性を保つ上で極めて大きな役割を担っています。
主な作用は、股関節を前に曲げる「屈曲」、脚を外側に開く「外転」、つま先を内側に向ける「内旋」の3つです。歩行時や片脚立ちになった際、骨盤が反対側に傾かないよう水平を保つスタビライザー(安定化装置)としても機能します。しかし、お尻の主働筋である中臀筋や大臀筋が弱化すると、大腿筋膜張筋がその役割を過剰に肩代わり(代償動作)してしまい、常に力が入った「過緊張状態」に陥ってしまいます。