S&P日本国債格付けの現在地と真相|格下げリスクと財政悪化の盲点
日本国債の立ち位置を客観的に把握するためには、S&Pだけでなく米ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)、英米系フィッチ・レーティングス(Fitch)を含めた世界3大格付け機関の評価を横断的に比較する必要があります。
主要先進国(G7各社および主要国)の最新ソブリン格付けデータを整理した以下の比較表をご覧ください。
表から明らかなように、3大格付け会社における日本国債の格付け序列はほぼ一致しています。S&Pの「A+」、ムーディーズの「A1」、フィッチの「A」はいずれも同等の信用力レンジ(シングルA相当)を示しています。世界第4位のGDP規模を誇りながら、ソブリン格付けにおいて日本は、チリやイスラエル、サウジアラビアと同等のグループに分類されているのが冷厳な現実です。