ユリウス・カエサル・ツェペリの真実!ジャイロの覚悟と壮絶な最期を解明
ジャイロの死後、覚醒したジョニィはタスクACT4の力でヴァレンタイン大統領を撃破し、激闘の末に聖なる遺体とレースの結末を見届けます。レースは波乱の決着を迎えましたが、ジャイロが命懸けで目指した「少年の救出」には、あまりにも切ない結末が待っていました。
大統領戦ののち、ネアポリス王国では市民による革命が勃発。王制が崩壊したことで、少年マルコの処刑恩赦の真相として、収監されていたマルコは無条件で釈放され、無事に自由の身となりました。ジャイロの願いは、レースの順位という形ではなく、歴史のうねりの中で叶えられたのです。
しかし、単行本の末尾で明かされた現実は過酷でした。釈放されたマルコは、そのわずか数年後、風邪をこじらせてあっけなく病死してしまいます。
このあまりにも無常な結末に、多くの読者が衝撃を受けました。しかし荒木飛呂彦氏が描いたのは、「結果の成功」ではなく「意志の尊さ」です。理不尽な運命に立ち向かい、見返りを求めずに他者のために命を燃やしたユリウス・カエサル・ツェペリの魂は、決して無駄にはなりませんでした。ジョニィは彼の遺体と鉄球を船に乗せ、故郷ネアポリスへと送り届ける旅に出ます。ジャイロが遺した「人間賛歌」の精神は、相棒の心のなかに永遠に刻まれ続けたのです。