Jtcの正体とリアルな年収格差!勝ち組と沈みゆく企業の境界線
光が強ければ影もまた濃い。二極化が進む中で取り残されているのが、国内の閉じた市場で既得権益に依存してきた「沈むJTC」だ。危機感を背景に表面上だけジョブ型雇用を導入したものの、実態は単なる中高年の人件費カットや、若手への責任転嫁に終わっているケースが後を絶たない。
職務記述書(ジョブディスクリプション)が曖昧なまま導入された成果主義は、現場に疑心暗鬼と足の引っ張り合いを生んでいる。スペシャリストを正当に評価できるマネジメント層が育っておらず、結局は従来の人間関係や社内政治で評価が決まる。その結果、優秀なエンジニアやDX人材から順番に外資系や新興スタートアップへ流出していくという悪循環が止まらない。
こうした組織に残るのは、他社で通用するポータブルスキルを持たない中間層と、身動きの取れない若手社員だ。事業の成長が止まり、利益率が低下する中で待っているのは、黒字リストラという名の早期退職募集である。安定を求めて入社したはずの場所が、最も不安定なリスク要因へと変貌する悲劇が各地で頻発している。