「まさか5歳が…」英検1級最年少記録が更新され続ける背景と、令和のバイリンガル教育が直面する歪み

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しかし、この急速な低年齢化には影の部分も存在する。最も懸念されているのが、日本語と英語のどちらも年齢相応のレベルに達しない「ダブルリミテッド(セミリンガル)」の問題だ。英検1級の二次試験(面接)では、社会的なテーマについて自分の意見を述べる必要がある。英語のフレーズは暗記できても、そもそも「民主主義」や「遺伝子組み換え」といった概念を日本語でも理解していない子供が、どうやって深い議論を展開できるのだろうか。

ある教育コンサルタントは「言葉の表面だけをなぞって合格しても、思考力が伴っていなければ意味がない」と指摘する。親が合格実績を急ぐあまり、子供の精神発達段階を無視した詰め込み教育に走ってしまうリスクは、常に隣り合わせだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。