マーガリン禁止の国はどこ?海外の規制理由と日本の安全性を徹底解明に関するポイントを丁寧にまとめました。詳細な解説をご確認ください。
世界に先駆けて国家レベルの規制に踏み切ったのは北欧のデンマークでした。その後、欧州全域や北米、中南米、アジアの主要国へと規制の波が広がっています。
国・地域規制開始年・主な規制内容規制の基準値・対象編集部の見解・実質的な影響デンマーク2003年施行(世界初)油脂100gあたり2g以下(2%制限)施行後に心疾患死亡率が急減。欧州全体のモデルケースとなった。アメリカ(FDA)2015年決定/2018年完全施行部分水素添加油脂(PHOs)の食品使用禁止(全廃)GRAS(一般に安全と認められる食品)から除外。北米市場の配合が一新。EU(欧州連合)2026年4月施行最終食品の脂質100g中2g未満加盟27カ国すべてで均一な上限値を設定し、越境流通品も厳格管理。シンガポール・台湾など2018〜2026年に順次導入不完全硬化油の使用禁止・含有量上限設定アジア圏でも食の欧米化が進んだ国から先行して法制化が進展。日本法的禁止措置なし(自主基準・情報開示)消費者庁による表示指針および各社自主低減法規制はないものの、メーカーの技術革新により実質的な低減を達成済み。
このように、アメリカやEUをはじめとする規制国でも「マーガリンの販売」を禁じているわけではありません。「旧来の製法で作られた部分水素添加油脂を含むマーガリン」が市場から排除され、安全な油脂に代替されたマーガリンのみが流通を許可されているというのが国際的な制度の実像です。