テレキャスターの弦高で劇的進化!プロが明かす適正値と調整秘訣
サドルをいじる前に、絶対に確認しなければならないのがネックの状態だ。弦高の不快感やローポジションでのビビリは、ブリッジではなくネックの反りに起因しているケースが極めて多い。
チェックは至ってシンプルに行える。1フレットにカポタストを装着し、最終フレット(またはボディジョイント付近の17フレット)を指で押さえる。その状態で7〜8フレット付近の隙間を観察する。名刺1枚分(約0.2mm〜0.3mm)程度のわずかなクリアランスがあれば、理想的な「ごくわずかな順反り」だ。弦がフレットに完全に密着していれば逆反り、隙間が広すぎれば順反り過多と判断できる。
反りを修正するにはトラスロッドを回す。ヘッド側から調整できるモダンなモデルもあれば、ヴィンテージ仕様のようにネックをボディから外してヒール側で調整するタイプもある。時計回りに回せば逆反り方向(弦高が下がる)、反時計回りに回せば順反り方向(弦高が上がる)に作用する。回す角度は一度に「時計の針で15分〜30分程度(45度〜90度)」に留め、木材が安定するのを待つ慎重さが求められる。