富士急ドドンパ180Km/Hの加速度と営業終了の真相を徹底解剖
静寂から一転、鼓膜を揺さぶる重低音のカウントダウンが響く。「ド・ド・パ!」のフレーズが流れた直後、乗客の視界は一瞬で吹き飛ぶ。2001年の開業当初、最高時速172km/hをわずか1.8秒で叩き出した衝撃は、世界を震撼させた。スタートから一瞬で世界トップクラスの速度に達するこの性能は、当時ギネス世界記録に認定された。
リニアモーターカーや磁力を用いた発射方式(LSM)が主流となる中、このマシンが選んだのは圧縮空気のエネルギーを一気に解放する「エア・ランチャー方式」だった。ピストンが凄まじいスピードで索条を引っ張り、車両を文字通り「射出」する。その加速度はロケットの発射にも例えられ、息をのむような圧倒的Gフォースが身体を座席に叩きつけた。