雨あがりの夜空に響く清志郎の叫び「夢はもう見ないのかい」の真実
タイアップ至上主義や数字の効率化に追われ、どこか均質化が進む昨今の日本の音楽業界。そんな現在のシーンに対し、清志郎が遺した足跡はあまりにも重い問いを投げかける。予定調和を嫌い、体制に噛みつき、己の信じる美学だけを貫き通した男の姿勢だ。
日本のロックが本来持っていたはずの危うさと野性。マーケティングデータからは決して生まれない、魂の底からの叫びがここにある。清志郎の歌声は、スマートにまとまりすぎた現代カルチャーの急所を、今も容赦なく撃ち抜く。