札幌ドーム「ざまぁ」批判の真相|日ハム移転と巨額赤字を生んだ元凶

札幌ドーム「ざまぁ」批判の真相|日ハム移転と巨額赤字を生んだ元凶にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

なぜここまで無残な失策が重なったのか。その本質は、第三セクター特有の「親方日の丸体質」とガバナンスの欠如にあります。

株式会社札幌ドームは、札幌市が過半数を出資する第三セクター企業です。役員には市の元幹部が天下り、競争原理や危機感が希薄なまま「日ハムが他に出ていくはずがない」という根拠なき過信に甘え続けました。日ハム側からの再三の警告を「単なる揺さぶり」と軽視し、真摯な対話と譲歩を怠った経営判断ミスは、民間企業であれば即座に経営陣総退陣に値するレベルの失着です。

黒字を計上していた時代に将来のスタジアム更新費用や多角化投資を怠り、内部留保を積み上げることもなかったため、現在生じている維持補修費や赤字の穴埋めは、巡り巡って札幌市民の税負担という形で跳ね返る懸念が高まっています。「民間の知恵を活かせず、お役所仕事でドル箱を手放した」という事実こそが、今なお市民やネットユーザーから厳しい指弾を受ける最大の要因です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。