シクラメンの花が終わったら?来年も咲かせる夏越しと手入れの極意
シクラメンの花びらが散り始めたり、茎がぐったりと倒れてきたりしたら、決して放置してはいけません。咲き終わった花(花がら)をそのままにしておくと、植物は種を作ろうとして球根に蓄えるべき栄養を激しく消耗します。さらに、萎れた花や茎にカビ(灰色かび病)が発生し、球根そのものを腐らせる引き金にもなります。
ここで重要なのが、シクラメンの花がら摘みのやり方です。一般的な草花のようにハサミで途中の茎を切るのは逆効果になります。残った茎の切り口から雑菌が入り込み、茎がジュクジュクと溶けて球根へ腐敗が広がるリスクがあるためです。
確実な処理方法は、指先を使って根本から引き抜く技術です。シクラメンの茎をねじり取るコツは至ってシンプル。茎の根元(球根のすぐ上)を親指と人差し指でしっかりつまみ、軽く下へ押し込みながらクルッと半回転ほどねじるように引くと、「プチッ」と小気味よい感触とともに根元から綺麗に外れます。力任せに引っ張って球根を傷つけないよう、根元をしっかりホールドして回転の力を利用するのがポイントです。
また、春先になると下葉が黄色く変色してくることがあります。シクラメンの葉っぱが黄色くなる理由は、古い葉の自然な新陳代謝である場合が多いものの、日照不足や蒸れが関係していることも珍しくありません。黄色くなった葉も花がらと同様に、光合成の役目を終えて腐敗の原因になるため、見つけ次第根元からねじり取って株元の風通しを確保してください。