バイキンマンをパパと慕う理由とは?フランケンロボくん奇跡の絆
二人の関係の根底にあるのは、あまりにも皮肉で、そして運命的な事故だった。元々バイキンマンは、宿敵アンパンマンを倒すための強力な手先としてメカを作ろうとしていたのだ。
ところが制作の最中、不慮の落雷事故が発生。強力な電流が注ぎ込まれたことでロボットに意志が芽生えた。目を覚ました瞬間に目の前にいた存在――それこそがバイキンマンだった。生まれたばかりのフランケンロボくんは、最初に目にしたバイキンマンを疑いもなく「パパ」と認識する。
原作者であるやなせたかし氏が描く世界観には、完全な悪人は存在しない。企みが裏目に出て「親」になってしまった悪役と、無垢な愛を向ける「子ども」。この奇妙な親子関係は、作品が持つ深遠な人間愛の表れとも言えるだろう。