ヒカルValu騒動の全貌!損害額と法的問題、業界の変容を追う
事件の発端は2017年8月。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったトップYouTuberのヒカル氏、ラファエル氏、いっくん氏(モーリーファンタジー)の3名が、相次いでVALUに参入した。彼らはSNS上で「自社株買い(自身のVAの買い戻し)」を匂わせる発言を繰り返し、ファンの期待感を極限まで煽り立てた。
VALUは個人の価値を「VA」と呼ばれる疑似株式として発行し、ビットコインで売買する仕組みだった。トップクリエイターたちが一斉に参入し、買いを示唆したことで、彼らのVA価格は連日ストップ高を記録。多くのファンや投機目的の利用者が高値でVAを買い群がった。
だが、悲劇は突然訪れた。価格が最高値に達した8月15日、ヒカル氏らは保有していたすべてのVAを市場で一括売却。同時に、それまで出していた買い注文を取り消したのだ。ストップ高からの垂直落下。VAの価値は暴落し、高値で買い支えていた購入者は売り抜けることもできず、多額の損失を被るハメとなった。